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2021.02.20

新しい子宮頸がんワクチン シルガード9

現在、日本では小学校6年生から高校1年生までの女児に、子宮頸がんワクチンは定期接種となっています。
① 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで20歳代に多く発症することがわかっているため、がんを予防するためにHPVワクチンが開発されました。
② 定期接種としては、サーバリックスとガーダシルの2種類があります。
③ 新しく ”シルガード9”というワクチンが2021年2月24日に日本でも認可されました。海外では既に接種されているワクチンですが、日本では直ぐには公費の対象にはならないようです。
④ 3種類の子宮頸がんワクチンの違いは、
● サーバリックス:2価(予防するHPVの型は16, 18型)定期接種
● ガーダシル:4価(予防するHPVの型は16, 18, 6, 11型)定期接種
● シルガード9:9価(予防するHPVの型は16, 18, 31, 33, 45, 52, 58, 6, 11型)
シルガード9は、まだ定期接種ではありませんが、予防効果は一番高いといわれています。厚生労働省の指示により全例登録を行うワクチンですので、”ワクチンQダイアリー”への登録が接種前に必要となり、登録から接種終了まで約1時間〜1時間半程度時間がかかります。
⑤ 接種スケジュールの途中で種類を変更することはできません。
子宮頸がんのワクチンについての詳細・ご質問は当院までお問い合わせ下さい。